和歌山県在住 K.Hパートナーからのレポートです
≪日時≫ 2010年2月8日
≪場所≫ 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浦神
竿:がまかつ マスターモデル口太F53
リール:ダイワ トーナメントISO-Z競技2500LBD
道糸:東レ 銀鱗SSトーナメンターSE 2.5号
ハリス:東レ トヨフロンスーパーL 2号
針:がまかつ 口太速攻 6〜7号
ウキ:紺水UM G5/B、S G5/B
今回は、寒グレ好調な那智勝浦町浦神の沖磯への釣行です。浦神の磯を知り尽くしている堀渡船さんにお世話になりました。
朝6時30分に出港して沖に向かい、船頭さんの勧めで「沖の三ツ石」に磯上がりしました。南西の風がきつくなる予報が出ていたので、午後2時の納竿までに撤収があるかもということでしたので、早々に準備をしてマキエを数杯まいて海中の観察をすると、潮もあまり動いてなく、エサ取り等も見えていません。
「前日も良型の尾長グレが回っていた。ウキ下は深めで探って」と言った船頭さんのアドバイスを聞いていたので、最初は「紺水US G5/B」をチョイスして、ウキ下3ヒロ半からスタートです。針をのまれないように気をつけながら、紺水の微妙な動きに集中します。
オキアミボイルの頭だけかじられたりしますが、ヒットするまではいかなく、時間だけが過ぎていきます。ウキ下を半ヒロ位ずつ深くして、7ヒロまでとりましたが、あまり成果がなく10時までに25cmのグレが3匹だけでした。
朝からの釣り座が南西の風がきつくなり、仕掛けがなじまなくなったので、風が右横からになる場所に移動しました。少し潮も動いているので、今度はウキも「紺水UM G5/B」に変えて、直結から矢引きのところへジンタンG5をつけて釣り開始です。潮はゆっくり沖に出ているので、手前から仕掛けを入れてウキの上部にウキ止めがロックされてから仕掛けを張って流していくと、竿2本分くらいのところに潮の壁が出来ていて、そこから徐々に紺水がしもっていきます。たぶん、マキエがその周辺にたまっているのでしょう。グレは釣れますが、リリースサイズばかりです。
見回りの船が見えてきたので、時計を見ると12時少し前でした。あと2時間しかないと思いながら、しもっていく紺水を見ていると、少しスピードが加速したようなので、竿先を少し持ち上げると、魚が針にかかり、一気に走りました。今までかけたことのない重量感で、魚との距離が縮まりません。魚を怒らさないように慎重にやりとりしながら、ようやく海面に姿を見せたのは、今までの磯釣りで見たこともないような大きな真鯛でした。同行者にタモですくってもらい、無事に磯に上げてメジャーで測ると70cmでした。
今が地合かなと思い、急いでハリスを交換して釣りを再開し、集中していると仕掛けがなじんですぐに紺水が強烈な勢いで海中に入っていきます。あわせを入れると、良型のグレのようなので、磯際のハエ根に気をつけてやり取りをしていると、海面に現れたのは良型の口太グレです。無事にタモに入れて磯の上でメジャーを当てると48cmで、今シーズン最長です。
このハイテンションでもう少し釣りがしたかったのですが、納竿時間が近かったので、釣りを終了し、迎えの船で帰港しました。
紺水Uのウキを使っての釣行になりましたが、どのウキも浮力の正確さ等は、他の名人ウキ等にひけをとるどころか、優れていると思って使用しています。今後は、釣り方に応じて別のシリーズも試していきたいですが、近くの釣具屋さんには釣士道のウキは入荷が少ないとのことです。もっと手軽に購入できる方法をY社長にお願いします。
これからも素晴らしい商品を作っていただいて、釣士道の輪が広まるとよいですね。