熊本県 N原パートナーからのレポートです
釣行日:2008年1月29日(火)小潮 満潮11:05
場所:大分県佐伯市鶴見 鉄砲のハナレ・突端の西
≪使用タックル≫
竿:がまかつ アテンダー175−50
リール:ダイワ ISO Z 2500LBD
道糸:道糸1.75号
ハリス:1.5号
針:4号
ウキ:紫水G1・G4・G5・B/2B・紅水USS0(ハリスにガン玉調整)
今回の釣行は2年前から待ち望んで、やっとの思いで実現した私の愛娘(中学2年)のバドミントンコーチKさんとの約束をはたすべく、大分県佐伯市鶴見への釣行であります。
この度の釣行計画は鶴見の常連であるKさんにすべてお願いし、行きつけの渡船「宮丸」に予約をいれて何週間も前から準備をしておりました。
天気予報では数日前から雨の予想であり、釣行当日、熊本からの山越え(阿蘇)は大雪注意報が出て危ぶまれましたが、どうにか国道は普通タイヤで通行ができ、現地鶴見にはAM3時に到着。まだ小雨が降っている中、車中でしばしの仮眠を取り5時出港の時を待つ。
5時少し前に港に船が到着し道具の積み込みを終え、船長に尋ねてみると今日は、あいにくの天候で釣り客が少なく当番瀬がもしかしたら空いているかも?との情報であったので、船長に当番瀬へ行ってもらうと「鉄砲のハナレ」が空いていてすぐにコーチKさんと2人で渡礁する。
私もこの瀬には始めて乗ったが、畳4畳ほどの小さい瀬で沖からのうねりがひどく1度は瀬の上まで波が駆け上がってロッドケース・バッグが流されかけたため、道具をすべてピトンとロープで固定し万全の体制で挑む。
最初のウキは紫水G1でハリス1.5号の2ヒロ、ガン玉G2を直結の道糸側に1個打ち、タナは2ヒロちょいから始める。夜明け前薄暗い中から第1投・・・・全然反応が無い。その後、タナ竿1本から1本半まで入れるが生体反応無し・・エサが残って上がって来る状態。続いてウキを紫水G4に変更後、更にG5まで投入するが反応ゼロ。最後の手段と紅水UのSS0に変更しガン玉G5を道糸側に1個打つ潮目に馴染ませウキを沈めるが全く生体反応ゼロである。横で一緒に竿を振っているKさんも様々な仕掛けとタナを探るがダメである。時間が1時間過ぎ・2時間過ぎるが状況は変わらず反応ナシ。それと、西からの突風が吹きはじめ、寒さで手がかじかんで竿を出すのがやっとな最悪の状況になり、これでは釣りどころでは無いと思いKさんと話して携帯で船長に瀬替わりを希望した。船長も了解し10時半過ぎに迎えに来た。船長の一言『昨日「突端の西」で何枚か釣れた』との情報から「突端の西」に渡礁となった。
この瀬も私としては初めてである。Kさんは何度も渡礁しており、ポイントを教えてもらいながら、まずは冷え切った体を温めようと、すぐにお湯を沸かしカップ麺を食べ腹ごしらえして気持ちを切り替える。(このままでは終われんと自分に気合を入れる・・・)
ポイントは沖に向かって左から右へ上げ潮がゆっくり流れており、右側のサラシと潮流のぶつかる潮目を見つけ(ここがポイントと頭に入れ)、竿を出し仕掛けの準備に入る。準備中は撒き餌をパラパラ足元とポイント付近に何杯か入れる。昼からの仕掛けは、ウキ紅水USS0に道糸1.75号ハリス1.5号の2ヒロ、針は伊勢尼3号を使い道糸側にガン玉G5の1個打ちで挑む。“さあ鶴見のグレ出て来てくれ”と思い第1投・・・餌は捕られていたがアタリが解らないがグレはいると確信しウキの沈下速度を若干速めようとハリス側真ん中付近にG5のガン玉を追加し再度ポイントへ仕掛け投入。ウキがなじんでゆっくり水中に沈んでいき、水面下50cm程のところから更にウキがしもって行ったその時・ラインが急速でパラパラっと走り合わせを入れた瞬間、手ごたえ十分な感触(もしかしてグレ・・)。左右にロッドを取り廻しながら水面に浮かせた“よっしゃーグレだー”と思いタモに入れ取り込むと35cm程のクチブトでした。まずは1枚ゲット(今日はボーズで無く良かった)と思い「さー今からエンジンスタート」。となりで釣っていたKさんも連続して2枚ゲットし今日の土産は十分と言い更に2人とも次なる釣果を目指しました。潮は下げ潮に変わったが、相変わらず左から右への潮流でポイントでも予想通りの潮目が出来ている次第であり、まだまだイケルと確信し仕掛けと撒き餌を打つ。予想どおり連続して3枚のクチブトゲットし更なるサイズアップと思い、次は仕掛けの打つポイントを少々遠めの20メートル程に投入する。ウキをなじませ撒き餌をパラパラと打ちラインを張っているとウキがしもり出し“モぞっと”したアタリがあったので竿先を少々強めに張ったところガツンと大きなアタリとともに、アワセをいれた瞬間さっきまでの引きとは、全然違う強烈な引き(これはデカイ・・・)と思い慎重にロッド操作を重ね、ようやく瀬際に浮いた魚体は優に40cmを超えていた。計測すると45cm(自己記録)でありました。あー本当によかった・・(紅水Uのおかげだと思いました)
その後、夕方4時の納竿まで釣果を重ね、本日の釣果:クチブト45cm筆頭に35センチ以上を合計7枚の大満足の結果となった。
(Kさんとの談話)
Kさん:「今日の一日は野球で言う逆転サイクルヒットだったね」
私:「そうですね!本当によかったです。最高でした。」
帰りの車中では、いろいろな話に盛り上がり今日一日本当に堪能した一日でありました。我が家に到着して、自己ベストの魚を調理し刺身を食べたところ“最高の美味さでした”
今の寒グレは本当に美味であり、私が思うに鶴見のグレは豊後水道の荒波にもまれているせいか、脂の乗りが最高で娘も“美味しいー”の連発でありました。今後も釣士道のウキで更なる自己ベスト更新を願っております。